ラノベ感想:蜘蛛ですが、なにか?3
異世界最大の迷宮上層部で蜘蛛に転生した「私」。火竜軍団を倒した後、傷ついた火龍やマザーからの刺客蜘蛛軍団を倒しつつ、ついに地龍アラバとの決闘へ。エルロー大迷宮でのサバイバルは堂々完結へ。
あらすじ
大迷宮の中層で火竜軍団を打ち破った「私」だが、偶然遭遇したマザーと火龍の一方的な戦いに圧倒される。その気づついた火龍となし崩しで戦いに。なんとか火龍を退け、出会った大蛇に敵わじと逃げ出したものの、その大蛇が地龍アラバになす術もなく倒される現場を目的。改めてリベンジを誓う蜘蛛子さんの前にはマザーからの刺客の蜘蛛軍団や、帝国からの調査隊が現れる。経験値をゲットした蜘蛛子さんはついに地龍アラバへと挑む。
一方、勇者になったシュンは学園から王都へ戻り、友人や妹達と離れ離れに。しかし、長兄やユーゴーの策略により一転追われる身に。
そして、人魔大戦が膠着している魔王はその矛先をエルフの里へ。
連戦と転戦の第3巻
アニメ、コミックを見た上で原作を読んでいるので、原作では先の話も少し入っていますが、ご了承ください。3巻はアニメではあまり触れられていないシーンなどもあり、だいぶ補完ができました。
連戦、連戦、そして決闘
何とか火竜軍団を美味しく(はないか…)いただいた蜘蛛子さんですが、マザーと火龍の戦いに遭遇。火竜軍団に苦労した蜘蛛子さんと違い、火龍軍団を一蹴するマザー。生き残った火龍となし崩しに戦闘へ。
これに始まり、マザーの刺客蜘蛛軍団や帝国軍の調査隊と戦うことでレベルアップを繰り返し、ついにアラバと決闘という熱い巻です。ただ、思ったよりアラバとの闘いがあっさり感じてしまいました。
あとはアニメやコミックの印象で並列意思達がもう少し出てくるのかと思っていました。が、実際は魔法担当2号が登場したものの、あまり出番がなくて拍子抜けしました。
転落、転戦、そして核心
まあ順調な蜘蛛子さんに比べ、一転して境遇が激変するのが勇者シュンと仲間達。
ただ、アニメ版では描かれなかった部分がそこそこありますね。例えば、人族最強の魔法使いロナントとシュン一行の王都での戦い。ロナントも色々楽しい人みたいです。あと妹も単に洗脳されているわけではないようで。その辺りが描かれるのはだいぶ先なのでしょうか?帝国の調査隊や討伐隊も細かい事情が分かり、なるほどそういうことだったのかと納得。
例えば、アニメでは唐突にシュンが禁忌Lv10になってましたが、そこに至る理由とか。
そういう点では狙い通りいい感じに補完できています。
管理者との出会い
自称邪神こと管理者Dに続き、黒ちゃんとも邂逅。ついに直接対面です。と言っても、結局Dと黒ちゃんの間で話がついてしまったので、Dとの通話だけで終わってしまいました。
幕間での意味深な会話もありましたが、こちらも目が離せません。
そんな感じで、エルロー大迷宮をとりあえず突破し、次からはいよいよ外の世界へ。第1部完というところで、マザーとの闘いが待っています。
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