Pocketに登録したらTodoistでタスク化する
あとで読むサービス「Pocket」に登録したものの、結局あとで読まなかったりしませんか?そんな時はTodoistでタスク化しておきましょう。
あとで読むはあとで読まない
断捨離の極意として「いつかは来ない」という言葉があります。これはいつか使うだろう、だから捨てられないと言い訳していると、使わないままずっと溜め込んでしまうことを戒める言葉です。これタスク管理も同じで、いつかやろうと思ったものは結局やりません。いや、意志力の強い人はきっとできるのでしょうが、少なくとも自分は凡人です。
そんなわけで、便利なWebサービス、Pocketに溜め込んでおいても結局読まなかったりします。
あとで読むにも二つある
Pocketでもなんでも良いですが、あとで読もうと思ったものも一種のタスクなので、近々に対応した方がよいものと、忘備録的に残しておきたい急ぎでないものがあるかと思います。
この2つをごっちゃにしてしまうと、結局、読み忘れたりしてしまうかと思います。そこで登場するのがTodoistです。とりあえず、読みたいと思ったら後先考えずにブラウザのTodoist拡張機能を使ってTodoistのインボックスにでもつっこんでしまいます。その後で、日々のタスクの見直しの時に、これはそのうちでいいやとか、今日明日中とか、今週中とか、やっぱりいいやとか、まとめていつ読むかを判断します。
読みたいと思った時には熱量があるのでついつい色々登録してしまいがちですが、一旦、時間をおいて冷ましてから判断するのがタスクをか不足なく管理するコツかと思います。
PocketにもTodoistにも登録したい、それならIFTTTで自動化
さて、日々の見直しで吟味した後、「Pocketに登録」でも良いのですが、タスクから目的のページを開いて、それをまたPocketに登録して、というのもなんか無駄な感じもします。ブラウザ拡張を入れておけば、ボタンを1個押すだけではありますが、ちりも積もればなんとやらです。
それなら、Pocketに登録したらTodoistに自動的に登録すればいいじゃないか。というわけで、IFTTTの出番です。発音は「イフト」だそうです。
IFTTTは様々なサービスを連携させて、「もし〇〇で△△されたら、□□で××する」という操作を自動化できるサービスです。
例えば、ブログに投稿したらツイートするとか、横須賀市の新規コロナ感染者情報のツイートが出たらSlackに通知する、なんてことができます。
ですので、今回は「Pocketに登録したらTodoistにタスクを追加する」というものをつくります。
IFTTTでPocketに登録したらTodoistのタスクを作ろう
というわけで、早速作りましょう。ですが、事前準備が必要です。IFTTTに登録していなければ、まずはそこからになります。IFTTTへの登録については、あちこちで紹介されているのでそちらを参照してください。ここではPocketとTodoistを使いますが、IFTTTは多数のサービスと連携できるので、連携できるサービスであれば、同様の他のサービスでも構いません。
連携する各サービスを始めてIFTTTから使う場合、以下の手順の中で認証情報の入力や、連携の確認の手順がありますが、そこは画面の流れに従って進めてください。
あるサービスの情報を別サービスに渡すのは心配ということであれば、作業を中断してください。個人的に各サービスを信用して使っていますが、絶対安心で問題は起こりませんとは断言できないので、各サービスの利用については、自分で判断をして自己責任でお願いします。
まずはIFTTTのダッシュボードで、右上のCREATEボタンを押します。
そうすると以下の画面が出てくるので、まずはifの方を作ります。ifの方のAddボタンを押します。
IF:Pocketに登録したら
Addボタンを押すと、どういうきっかけで連携を開始するかを指定します。今回、Pocketから連携したいのですが、そのままだと大量にサービスが表示されて探すのも面倒なので、検索欄に「Pocket」と入力して絞り込みます。
すると、Pocketで何をしたら動き出すかを指定する画面になるので「新しいアイテム(Any New Item)」を選択します。
これでifの設定は終わりです。
例えば、特定のユーザのツイートをきっかけにする場合は、続いてユーザ名の指定が必要ですが、Pocketにアイテムを追加した際には何も指定するものがないので、これで終わりになります。
Then:Todoistにタスクを追加
ifの設定が終わると以下の画面に戻ります。先程と似ていますが、ifの方に「Pocket」が入っています。ここに、Thenの方を入れます。Pocketにアイテムを登録したら何をするか?の部分です。
先程と同じように、様々なサービスが出てきて探すのが大変なので、Todoistと入力します。途中まででもどんどん絞り込まれていくので、全部入れなくても構いませんし、1つになるまで入力しなくても、ある程度絞られた時点でクリックしても構いません。
選択すると、先程同様、Todoistでできることを選ぶのですが、そもそもCreate Taskしかありません。それをクリックします。
今度は、タスクに関する各種情報を設定する必要があるので、色々入力していきます。
上から説明します。
最初はどこに登録するかです。画面では「あとで読む」プロジェクトを指定しています。ここだけではなくて、他のプロジェクトも指定できます。Todoistと連携をしてあれば、Todoist側のプロジェクトの情報がプルダウンで選べるようになっています。
次はタスクコメントとなっていますが、要はタスク名です。グレーで囲まれている[Title]や[Url]の部分は、IFTTTがPocketから取得したタイトルやURL部分を自動的に置き換えてくれます。どういうものがあるかは、入力欄の右下にある「Add ingredient」を選択すると候補が出てくるので、選ぶと入力できますし。また、好きな文字列を設定できます。例えば「あとで読む:[Title][Url]」と入れれば、そういうタスク名で作成してくれます。
次はコメントですが、特に入れることもないので空欄にしています。
次は期日ですが、インボックスに入れておいて、後でタスク見直し時に期日を設定するつもりなので、これも空欄にしています。もちろん、今日とか明日とか指定することも可能です。
もっとも、Todoistはタスク名に「明日」とか入れれば勝手に置き換えてくれるので、ここに書くよりはタイトルの方がよいかもしれません。もっとも、試してないのでちゃんと置き換えてくれるのか未確認です。
最後のプライオリティは特にこだわりがなければデフォルトの優先度4でよいかと思います。
ここまで入力したらCreate actionをクリックすると、Then部分が完了です。
最後に、その下のContinueボタンを押して、以下のFinishボタンを押せば出来上がりです。
当初、いきなりTodoistの「あとで読む」プロジェクトにつっこんでいましたが、それだと整理し忘れることもあったので、今はインボックスに変更しました。そこは個人のタスク管理の方法論の話になるので、適切なところにタスクを追加するようにします。
あとはどんどんPocketに登録しよう
このままで問題ないですが、デフォルトのタイトルでは分かりにくいので、適宜、わかりやすい名前に修正しておきましょう。
あとは、何か適当にPocketに登録して確認しましょう。うまく動かなかったら見直してみてください。大体すぐに反映されるはずですが、クラウドサービスの都合上、サービスの混み具合によっては多少タイムラグはあるかもしれなです。その場合はしばらく待ってみましょう。
これでPocketに登録したら、自動的にTodoistのインボックスに入るようになったはずです。実際に以下のようにタスクが作成されます。
あとは、タスクの見直しタイムで各タスクを見て、適宜仕分けをしてください。週一とか月一くらいで、Todoistの「あとで読む」プロジェクト全体の見直しもしたほうが良いです。これはもう読まなくてもいいとか、これは後で良い、これは前倒しが必要、といったことが出てくるかと思うので、そこは柔軟に対応します。
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