MacBookに入れたアプリ:Clipy(クリップボード履歴管理や定型文入力)

技術,Mac,アプリ紹介,クリップボード

MacBookに入れたアプリを紹介します。今回はクリップボードにコピーした内容の履歴を管理できるClipyです。

以前にコピーした内容や定型文を呼び出し

WindowsでもMacでもクリップボードというものがあって、あるアプリから別のアプリに一部分をコピーするのに使います。これは便利なのですが、1個しか覚えてくれないことが多いです。

例えば、コピーした後、貼り付ける際に誤ってCではなくてVを押してしまい、せっかくコピーした内容を上書きしてしまったことはないですか?または、まとめてコピーできない部分を1行ずつコピーして貼り付けて、コピーしてまた貼り付けて、というのは効率悪いです。

そんな時にClipyを使えば、以前にコピーした内容を呼び出すことができます。間違えて余計にコピーする前の内容を呼び出して貼り付けたり、まとめていくつかコピーしておいて、順番に貼り付けるといったことが可能になります。

また、よく使う文章や決まりきった御呪いのようなテキストを登録しておいて、呼び出すことも可能です。

クリップボード履歴

Clipyをインストールして起動すると、メニューバーにアイコンが表示されます。オレンジで囲っているところがClipyのアイコンです。

メニューバーのClipyアイコン
メニューバーのClipyアイコン

これをクリックするとメニューが出てきます。

Clipyのメニュー
Clipyのメニュー

履歴は10個単位でメニューに並んでいます。「1-10」をクリックすると、直近の履歴10件が表示されます。それ以前のものは「11-20」や「21-30」を選ぶと表示されます。

コピー履歴
コピー履歴

ここからペーストしたいものを選べば、目的のものを貼り付けることができます。

いちいちメニューバーを使うのが面倒な場合は、ショートカットキーがあります。設定で変更可能ですが、標準ではSHIFT-COMMAND-V(⇧⌘V)で表示されます。

ショートカットでの呼び出し
ショートカットでの呼び出し
クリップボード履歴の貼り付け

スニペット(定型文)

決まりきった内容の定型の文章を使うことはよくあると思います。そういうものをあらかじめClipyに登録しておいて、必要な時に呼び出すことができます。

メニューの「スニペットを編集…」を選ぶと、定型文を登録する画面が表示されます。フォルダを分けて登録することができるので、カテゴリを分けて整理することができます。

スニペットの編集画面

登録したものは、履歴と同様にメニューから選択すれば貼り付けることができます。

スニペットの貼り付け
スニペットの貼り付け

ダウンロードとインストール

Clipyは以下サイトからダウンロードできます。homebrewからは以下で。

% brew search clipy
==> Casks
clipy ✔
% brew info clipy
clipy: 1.2.1
https://clipy-app.com/
/usr/local/Caskroom/clipy/1.2.1 (783B)
From: https://github.com/Homebrew/homebrew-cask/blob/HEAD/Casks/clipy.rb
==> Name
Clipy
==> Description
Clipboard extension app
==> Artifacts
Clipy.app (App)
==> Analytics
install: 711 (30 days), 2,227 (90 days), 7,990 (365 days)
% brew install --cask clipy