「ギルます」もアニメ化

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今月頭にリビルドワールドがアニメ化という話を書いたと思ったら、今度は「ギルます」がアニメ化発表。まあ、いつかなるだろうとは思っていたのですが。

なんにせよ、まずはおめでとうございます。

どんな話?

特設サイトの紹介文はこんな感じです。

ギルドの受付嬢▲それはデスクワークなので絶対安全、公務なので安心安定、可愛い制服に身を包み、笑顔で冒険者を優しくご案内‥‥‥そんな理想の職業。

‥‥‥そう夢見て受付嬢となったアリナ・クローバー。しかし彼女を待っていたのは、昼はダンジョンの攻略のため押し寄せる冒険者の対応に追われ、終業後は事務作業で残業三昧という地獄のような日々だったー。

電撃文庫 特設サイトのINTDODUCTIONから抜粋

最近はWeb連載からの書籍化が多いですが、本作は珍しく電撃小説大賞からの書籍化。2021年3月に1巻が出てから7巻まで刊行中。同年6月からはコミカライズも始まってます。

ファンタジー世界でよくあるギルドの、これまたよくある受付嬢もの(そういうタイトルの作品を見かけるだけで、他にその手の作品を読んだことないですが)の一つです。が、本作の主人公アリナはなぜか並の冒険者では得られない高レベルのスキルを身につけてしまい、残業の元となる新しいダンジョンのボスをソロで倒してしまうというお話。

なお、この世界の標準的なパーティ構成は4人。盾役(タンク)が敵の攻撃を受け止めつつ、物理アタッカーと魔術師が攻撃、プラスして回復役というもの。それを一人でこなしてしまうだけの力を得てしまったアリナ。

そういう背景があるわけですが、自分の思う本作の醍醐味はなんと言っても彼女の「残業は悪」という徹底的な考え方と、社畜あるある話。これがまた自分には結構身につまされます。

今時は表面的には残業規制とかある会社も多く、月何時間までとかいうケースも多いでしょう。月の総労働時間が200時間とかは普通、みたいな話を始めるとブラック自慢、社畜自慢になるのでやめておきます。そういう点では、昔に比べれば残業は減っています。見かけでは。

ただ、リモートや持ち帰りを含めたサビ残とかもまだまだ多いのでは。上は残業を減らせとは言っても、仕事は減らしませんからね(減ってしまうことはありますが、結果的に仕事が減るのとは別の話)。

そんなわけで、残業の原因を物理的に叩きのめす「処刑人」は、社畜のヒーロー(ヒロイン)なわけです。こんな感じで、現実の残業の原因も物理的になんとかできるとよいのですが。

アニメはどこまで?

現在、原作は7巻、コミカライズは3巻まで。この状況でさて、アニメはどこまで?おそらく単独1クール12〜13話くらいとして、定番は原作4巻程度まで?

ただ、コミカライズはまだ原作1巻分が終わってないので、コミカライズよりは先に行ってしまいそう。

一応、ラノベの方の感想を書いた駄文は以下から。