ラノベ感想:きみは本当に僕の天使なのか 2

読書,ガガガ文庫,しめさば,ライトノベル

とある事情からドルオタになった優羽は、推しであった瀬在麗と協力して業界の裏で行われていた悪事を暴露。それで"ripqle"再結成かと思われたが…。

あらすじ 

幼い時の体験から女性に恐怖を感じるようになってしまった優羽。アイドルオタクとなるも、スキャンダルや卒業で嫌気が差す中、最後の推しと決めた瀬在麗と何故か協力して業界の裏を暴いた一件も落ち着いた。が、相変わらず麗は優羽の部屋に入り浸っては飲酒するわ喫煙するわのだらけた生活を続けている。

そんな麗の希望は杏樹との”ripqle”再結成。そこに向けて問題はないと思われたが、杏樹は復帰を拒絶。マネージャの真央は優羽に杏樹の了解を取るように依頼するが…。

再結成に向かって動き出す

1巻で目的だった悪事を暴いたので2巻以降どうするのかと思っていましたが、まだかってのユニットを再結成して、武道館を目指す夢がありました。

というわけで、ユニット"ripqle"を再結成するのに何の問題もないかと思いきや、とうの相方の杏樹が復帰に躊躇いを感じているところから始まります。

今巻は杏樹の復帰の件、”ripqle”再結成条件の達成、そして、優羽の女性恐怖症の一部克服と、結構色々盛り込んできました。3巻で完結を目指してるんじゃないかというくらいのてんこ盛りですが、その分、少し薄めに感じてしまいました。

1巻感想で「麗と優羽の関係については匂わせがあるし、女性恐怖症の発端となった女性も出てきそう」と書きましたが、いや、意外に早く明かされました。まあでも、2巻ラストで明かすというのは良いタイミングか。2巻で再結成してしまいましたし、3巻ではユニット活動しつつ、優羽と麗の関係性に突っ込んでいくのでしょうか。

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