ラノベ感想:スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました2

読書,ライトノベル,森田季節,異世界,魔女

Kindle Unlimited活用月間(自称)ということで、1巻を読んだので、引き続きUnlimitedで2巻も読んでみました。2021/12現在、3巻までUnlimited対象です。

あらすじ

レッドドラゴンとブルードラゴンの諍いを収めたアズサに対して、魔王から褒章がもらえるということで、ベルゼブブと共に魔王の国へ。一家全員での旅となるが、そこはフラグを忠実に回収するトラブルメーカー・ハルカラが見事に騒ぎを引き起こして大変な事態に。

その他、魔女カフェやハルカラの引越し騒動や工場予定地の幽霊騒動と裁判騒ぎといった話を収録。新たにヤンキー幽霊娘のロザリーとブルードラゴンのフラットルテも加わり、家族のきずなは広がる一方。

長編というよりは連作短編なゆるふわストーリー

長編といえば長編なのですが、ある程度のお話がいくつか並んでいるので連作短編という感じがする本作。今回は村の祭りの前日祭の一環でアズサの家でカフェを開く話に始まり、ハルカラが近くの町に工場を建てることを計画したのを高原の家を出ていくと勘違いされて騒動になったり、その工場予定地には幽霊が出るので人が集まらなかったり、幽霊を工場予定地から高原の家へ移すためにハルカラに憑りつかせたら離れられなくなったりと、ゆるふわと言いつつ、トラブルは山積み放題です。

ハルカラのやらかしのせいで大騒ぎになりバトルっぽいものも出てきますが、誰が死ぬわけでもケガするわけでもなく、レベル99のステータスでアズサが無双して終わり。言ってみれば、水戸黄門ですね。ある程度流れは決まっていて、多少騒動はあるものの、何かあればアズサや家族たちが暴れて解決。

ただ、登場人物の増加スピードはあまりゆるふわではありません。この調子で増え続けると、覚えきれなくなりそうです。

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