ショートカットとリマインダーでバッテリ残量管理
今回はiPhone/iPadのショートカットアプリとリマインダーを使って、バッテリ残量のアラートを表示する仕組みを作ってみます。
iPhoneやiPadの充電不足と充電完了を知りたい
iPhoneやiPadの充電始めと終わりのタイミングを知りたくありませんか。手元にあって画面を見ている時であれば残量はすぐわかりますが、手元にない時とかに残量不足になったり、充電が終わったら知らせてくれると便利です。
そんなわけで、ショートカットとリマインダのアプリを使って通知する仕組みを作ってみました。
仕組み
バッテリ残量の表示についてはショートカットアプリを使えば実現できそうです。オートメーションを使えばバッテリの残量に合わせて残量の表示のショートカットを起動することもできます。問題はそれをどうやって他の端末に伝えるか。Android端末だと通知をPushBulletというアプリで他のAndroid端末やパソコンのChromeブラウザに送ることができます。残念ながら昔はiPhoneでもPushBulletが使えたようですが、今は使えないようです。
何か使えないかと思って目をつけたのがリマインダーです。リマインダーならiPhoneでもiPadでもMacでも使えるし、通知を登録した段階でほぼリアルタイムで通知が出るので、手元にない端末のバッテリ状態を手元の端末で確認できます。そして、ショートカットアプリでリマインダに登録することができます。
リマインダに専用のリストを作る
まずはリマインダーアプリにバッテリ通知専用のリマインダーリストを作成します。
どの端末でも良いのでリマインダーアプリを開いて、マイリストに「バッテリーアラート」を追加します。以下はMacのリマインダーアプリの画面です。
ショートカットアプリでバッテリ残量を通知する
次にバッテリ残量をリマインダーアプリに登録するショートカットを作成します。
手順は以下になります。
- バッテリ残量を取得
- 計算機の「端数を処理」で上で取得したバッテリ残量を一の位で四捨五入
- 上で処理した端数を変数BatteryRemainに追加
- 「デバイスの詳細を取得」でデバイス名を取得
- 取得したデバイス名を変数DeviceNameに追加
- 「テキスト」で「デバイス名:バッテリ残量%」という文字列を作成
- 作成したテキストを変数Remainderに追加
- 変数Remainderを「バッテリアラート」リストに現在の日付で時刻付きで追加
試してみましょう。このショートカットを実行すると、各端末に通知が出ます。
実際にリマインダーリストを見ると登録されています。
各端末でオートメーションの登録
ここまでできたら、あとは適切なタイミングで上のショートカットを呼ぶだけです。
各端末でオートメーションを登録します。ショートカットアプリでオートメーションタブを開いて、オートメーションを追加します。設定は15%以下と90%以上で上で作ったショートカットを呼び出すようにします。
なお、作ったショートカットは最初に一度呼び出してリマインダーへの登録許可の問い合わせで許可をする必要があります。
これでバッテリが15%以下になった時と、90%以上になった時にはリマインダに登録されて通知が出るので、それをもとに充電したり外したりすることができます。
問題点
たまにショートカットの実行が失敗していることがあります。これ以外にもいくつかオートメーションを登録して実行していますが、たまにうまく動かない時があります。
あと、Mac版ショートカットアプリにはオートメーションはないようです。Macで同じことをしたい場合には別の手段を検討する必要があります。
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