ラノベ感想:陰の実力者になりたくて!06
アニメ1期が好評で現在2期が放送中の「陰実」。アニメ2期の放送に合わせてか、原作も6巻が登場。10ヶ月ぶり。
あらすじ
魔剣士学園での事件が解決したものの、事件の余波は続く。ミドガル王国を裏から支配する「陰の支配者」である「十三の夜剣」という貴族たち。その存在を知ったシドが思いつきで動き出したことで、ミドガル王国は大きな変化の波に呑み込まれてゆく…。
次への仕込み?分量的にはやや物足りない本編
うーん、正直物足りない。本編の他に今後の展開を窺わせる短編的な話も入っていますが、なんかあまりにすぐ読み終わってしまって物足りない感じがしてしまいます。「十三の夜剣」もまとめて片付けてしまった辺りで、なんか急に打ち切りが決まったマンガの展開のようで。まあ、なかなか面白い展開なんですが。特に、ミドガル王が真田昌幸みたいな決断をしてますし。
もう1人のアレクシアは闇落ち、2人の対決はあるのか?
シャドウによって自分のやりたいことに目覚めたアレクシア。彼女はシャドウの力を目の当たりにし、その圧倒的な力に憧れのようなものを感じつつも(意外と)真っ当な感覚を保ってます。が、今回、シャドウの力に当てられて、変な方向に流れてしまった人物が。ある意味もう1人のアレクシアなのですが、何が2人の行末をわけてしまったのか。同じように自分の無力を痛感し、シャドウという強大な存在を見せつけられたのに。目指すものは近しいはずだったのに、彼女らが件を見えるときはくるのでしょうか。
あの娘も再登場
01に登場していたあの娘も再登場。シドが何を思って彼女を助けたのかは語られていませんが、シャドウガーデンに加入する流れに。とは言え、一応親の仇ですよね。今後、どうなっていくのか。
そう言えば、以前に登場した彼女も名前が出ただけですけど元気なようです。
勘違いが増えた?
04で登場した因縁の彼女が幕間で再登場。なんかとっても勘違いしている感じですが、彼女が今後の話にどう絡んでいくのか。それにしても、ゼータといい、イータといい、だんだんシャドウガーデンも統制が取れなくなってきましたね。今巻に収録されていたアルファの回想がなんか切なくなります。
シドはただ楽しんでいるだけで実は何も指示していないのを、各自が勝手な判断で「シドはこう思っている」と暴走している状態。この結末はどんなことになるのか。まあ、最後はシドが全て勘違いしたまま解決するのでしょうが。
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