ラノベ感想:やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく3
2021年9月にKindle Unlimitedで1巻を読んだ後、3巻までUnlimited対象になったので2巻を読んだ翌日、続いて3巻も読了。2巻に引き続きの話で、ついに二人は自他認める恋人同士になる話です。
あらすじ
小雪の風邪の見舞いに訪れた直哉は朦朧としていた彼女に唇を奪われることに。しかも、彼女は朦朧としていたためその時の記憶がない。自分だけが悶々とする状況だが、それを彼女に伝えればいっぱいいっぱいになってしまうのは自明。この状況を打開するため、直哉は孤軍奮闘、保留されている告白の返事をもらい、仕切り直しのキスで記憶を上書きすべく、決意を新たに小雪にぐいぐいと迫るが…。
上位互換の父親も登場、家族ぐるみでの交際へ
前巻は夏休み前の初夏、プールといったイベントをこなしました。今巻はいよいよ夏休み。そこに帰国した小雪と直哉の父親も加わっての両家家族ぐるみの交流や二人での旅行、夏祭りやテーマパークでのデートなどさまざまなイベントとハプニングが発生。二人の関係も変化を見せていく。
今回は父親が初登場。お互いに察しが良すぎるので会話することなく視線だけで結論を出してしまう、という超能力者のようなやり取りが繰り広げられ、それに巻き込まれた形の小雪の父、ハワードもなんだかんだ言いつつ、しっかり付き合わされているという微笑ましい構図。元々、小雪の家族は全面的に二人を応援しているのですが、この手の話でここまで家族ぐるみの付き合いができるのは珍しいですね。幼馴染関係の場合は、元々両家に交流があるというケースもよくありますけど。半分冗談とは言え、直哉に言いよる恵美佳にもしっかりとノーという直哉は鈍感ハーレム主人公とは真逆の察しのいい理想の彼氏で、ちょっとポンコツ気味の彼女と激甘ラブコメを繰り広げるというちょっと変わった話です。鈍感ハーレム主人公はあまり好きではないので、あくまでも小雪ファーストを貫く直哉は個人的には好印象。
現在、6巻まで刊行されていますが、Unlimited対象は3巻までなので4巻以降をいつ読むことができるかは不明。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません