ラノベ感想:リビルドワールドV 大規模抗争
Kindle Unlimitdの対象がV巻(通算8巻)までとなったので以前の続きを読み始めてUnlimited対象の最終巻まで読了。なお、2023年1月に通算11巻のVII巻まで刊行済み。
あらすじ
新調した装備が届くまでハンター稼業には戻れないため、シェリルの徒党で行う遺物販売店の手助けをすることとしたアキラ。しかし、そのスラム街では二大派閥が一触即発の状態だった。遺物販売店に集められた高品質の遺物の情報はシェリルたちにどちらかの派閥につくことを迫ることに。
そんな中、遺物販売店の倉庫が何者かに襲撃される。それはモンスターや人型兵器まで投入した大規模なものだった…。アキラやシェリルの徒党は生き残れるのか?
今巻はシェリル分増量、アルファは控えめ?
今回はアキラの気まぐれで遺物販売を任されたシェリルがメインの話なので、前巻の出番の少なさを補うシェリル分多めの展開です。メインはアキラの成り上がり物語である「リビルドワールド」ですが、アキラの様にチート級のサポートがない状況で着々と力をつけるシェリルこそ、一番の成り上がりかも。
瞬間湯沸かし器アキラ
今までも数々の騒動を起こしてきたアキラ。今回も以前のカツヤの様にアキラのスイッチを押してしまうシーンがいくつか。今回もブチ切れたアキラのせいで抗争に巻き込まれることに。
しかし、アルファのサポートを最低レベルにしてもそれなりの強敵と渡り合えるくらいになっているのに、相変わらず弱そうに見えるというのは、カツヤが主に異性にモテまくるのと同様、アルファ達の影響でなんらかの補正がかかってるのでしょうか。
アキラには割と親近感を抱く一方、自分も火がつきやすいので気をつけないと。
ユミナの受難
久しぶりにユミナも登場。ただ、カツヤグループで行動している時には、なぜか調子が良くないよう。これもどうやら「ベータ(カツヤをサポートしているアルファと同種の存在のことを、ここでは仮に「ベータ」と呼称しています。名前がないと面倒なので)」のせいではないかと思います。それならアイリも影響を受けても良さそうですが、アイリの想いは一方通行なので、「ベータ」的には脅威とは見なされてないのかも。
アルファもシズカやシェリル、エレナやサラを自分の目的を妨げる存在として認識していますが、過去の試行でその手の色恋関連の問題で対象が離反するケースがあったのでしょうね。ただ、アルファはアキラに許可を出させることでアキラの装備の中身を都合の良いように書き換えてますが、カツヤからは認識されておらず、許可を取れない「ベータ」はそんなにあからさまに介入できないように思うのですが。
じわじわ迫る裏の勢力
前にも出てきたヤナギサワが、ネリアを連れて再登場してますが、今巻も色々裏で動いていた様子。今後、アキラと直接絡むこともあるのでしょうか。
一方、今までにも何度か登場したものの都度名前を変えるのでわかりにくい「建国主義者」たち。今まではアキラとたまたま遭遇していた感じですが、ついに彼らからアキラという存在が認識されつつあるような印象。倒したザルモも「同志」に回収された様ですし、そこからアキラの存在が注目されそう。
今後の展開が気になるが…
今後の展開がすごく気になりますが、残念ながら続刊はUnlimited対象外。買って読んでもよいのですが、そうするとUnlimitedで読んだ分も買いたくなってしまいます。実は「本好きの下剋上」は一部Unlimitedで読んだので、改めて購入しないと読み直しできないのです。
そのため、しばらくは別のものを読もうかと考えてます。他のUnlimited対象にするか、途中まで読んで保留になっているシリーズを再開するか検討中です。以前から気になってたシリーズの1巻がUnlimited対象になっているので、その辺からかな。
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