ラノベ感想:リビルドワールドIV 現世界と旧世界の闘争

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Kindle Unlimitdの対象がV巻(通算8巻)までとなったので以前の続きを読み始めて通算7巻のIV巻まで読了。あと1冊。なお、2023年1月に通算11巻のVII巻まで刊行済み。

あらすじ

賞金首騒動も落ち着き、未発見遺跡の探索を再開したアキラ達。しかし、空振りばかりであきらのモチベーションは下がり気味。そこで、難度は上がるがそれだけの成果も見込めるミハゾノ街遺跡の探索に切り替える。そこでアキラは二人組の「地図屋」、キャロルとモニカと出会う。

そんなある日、救援依頼を手伝うことになったエレナとサラとの連絡が途絶えてしまう。慌てたアキラは出会ったばかりのキャロルを雇ってミハゾノ街遺跡へ向かうが…。

相変わらずの巻き込まれ体質のアキラ

自他共に認める?不運で様々な事件に巻き込まれるアキラ。今回もモチベーション維持のために今までよりやや難度が高いものの、それに相応しい成果も期待できる遺跡の探索に出かけたはずが、巻末時点でまた装備一式を失うような羽目に。シズカの店は儲かって仕方ないですね。

ドランカム派閥パートはトガミとレイナへ

ここのところ第二の主人公として活躍していたカツヤですが、今巻は出番なし。前巻で彼の話はひと段落ついたよう。代わりに今回は主にトガミと時々レイナ。古参のシカラベやシオリたちも掴みきれないアキラのことを、彼らもまた誤解してます。それはまあ、アキラがハンターとしては明らかに異質なことも関係しています。アルファのサポートというチートの恩恵を受けている彼は、普通のハンターならそこまでに学んでいるようなことをすっ飛ばしてます。アルファによる虎の穴でレベルを上げている影響で、自分でも自分の力がよく分かってません。その点では、とことんチーム活動には向いてません。

ただ、それによってカツヤが成長のきっかけを掴んだように、今回はトガミやレイナがきっかけをつかんだようです。あれ、そうするとカツヤ同様にしばらく出番がなくなる?

シェリルも未登場

今回はシェリルも出番なし。徒党の強化や遺物販売の計画はどうなったのでしょう。まあ、その辺はV巻で描かれるようなので楽しみにしておきます。

アルファも出番少なめ?

今回、終盤近くでアキラのサポートから外れたアルファ。そのせいで、なんとなくアルファの出番も少なめの印象があります。まあ、前半で彼女のサポートをフル活用して大活躍しているのですが。

それにしても、アキラって制御不能すぎ。アルファは彼を使ってなんらかの目的を達したいようですが、正直、本当に彼を制御できるのでしょうか。ほんのちょっとしたことでスイッチが入って豹変してしまうアキラ。リスクが大きすぎる気がするのですが、そのリスクを取らないといけないほど、彼女達の目的は難しいものなのでしょうか。難しいから、500回近く失敗しているのでしょうけど。

そういう意味では、今回登場した彼女と組んだ方が目的を達せられそうな気もするのですが。まあ、その目的自体がさっぱりわからないのでなんとも言えないのですが。

アキラの装備壊れすぎ問題

アルファ虎の穴で急成長するアキラ。その代償か、なんかしょっちゅう装備の総入れ替えをしているイメージ。今回も武器をすべて失う結果になってしまいました。今巻の騒動では、結局、報酬の件は都市との間で調整中で終わったので、どれくらいの報酬が出て、それでどんな装備を買うかは次巻の話になってしまいました。一体、どんな装備を入手するのかはある意味楽しみでもあります。今回、銃に頼らない近接戦闘と触れる機会もあり、そちら方面も視野に入れるのでしょうか。まあ、それはよほど強力な強化服を手に入れないと、アキラだけではまだ厳しいか。

と言うか、シオリやカナエはどうやって技を鍛えたのでしょう。

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既刊感想

2023-07-25読書SF,ナフセ,バディ,ライトノベル,リビルドワールド

Posted by woinary